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Oracle B2C Serviceメールボックスは、POP3メール・アカウントおよびメール・サーバーにどのように関連付けられていますか。

環境：  

メールボックス  

解決策：

サービス・アプリケーションでは、「メールボックス」テーブルで構成したメールボックスにより、Eメールをサイトに配信し、サポート・エージェントが扱うインシデントに変換できます。これらのメールボックスは、特定のインタフェースについて、該当するEメールにアクセスし、そのEメールからインシデントを作成できるように正しく構成する必要があります。

注意:August 2014リリース以降、Oracle RightNow CXはOracle B2C Serviceと呼ばれます。

一般に、1つのメール・サーバーには、一意のメールボックスをいくつでも保持できます。それぞれの標準POP3メール・アカウントには、一意のメールボックスとして識別するための次の3つの基本特性があります。

1. アカウント名(またはユーザー名)
2. パスワード
3. メール・サーバー自体の名前

メールボックスからメール・メッセージを取り出すには、メールボックス所有者がOutlookなどのPOP3メール・クライアントを使用する必要があります。このために、メール・アカウントの特性(ユーザー名、パスワード、メールが置かれているメール・サーバーの名前)を使用してメール・クライアントを事前に構成しておく必要があります。

この情報があれば、メール・クライアントは指定されたメール・サーバーに接続してユーザー名とパスワードを伝えます。続いてメール・サーバーは、そのメールボックスに置かれているメッセージへのアクセスをクライアントに許可します。

標準のEメール・クライアントと同様に、サービスはメールボックスにアクセスし、受信Eメール・メッセージを取得することができます。これは、サービスには独自のメール・クライアント・アプリケーション(およそ15分ごと(オンデマンドTechmailを使用しない限り)に実行し、1つまたは複数のメールボックスにアクセスして新しいメッセージを取得し、それらをサイトでインシデントに変換するTechmailと呼ばれる特殊ユーティリティ)があるためです。続いてこれらのインシデントは、Oracle RightNowアプリケーションの管理側から表示され、処理されます。

Techmailユーティリティは多少複雑ですが、POP3メール・アカウントへのアクセスに使用する方法は、他のメール・アカウントで使用する方法と同じです。Techmailでは、ユーザ名、パスワード、アクセスする各メールボックスのメール・サーバー名がわかっている必要があります。

これはOracle B2C Service内の一般的なサービス・メールボックスを構成するときに指定する情報です。ユーザー名は「POPアカウント」フィールド、パスワードは「パスワード」フィールド、メール・サーバーの名前は「POPサーバー」フィールドで指定します。「メールボックス名」フィールドにはメールボックスにアクセスするための関数値は含まないことに注意してください。これはラベルとしてのみ使用され、リスト内の各メールボックスを簡単に識別できます。

注意:メールボックスがOracle B2C Serviceでホストされる場合は、OracleからメールボックスのPOPアカウント、POPサーバーおよびパスワードを提供します。この情報についてインシデントを送信してください。メールボックスは有料項目です。利用可能なメールボックスがなく、追加のメールボックスを購入する必要がある場合は、アカウント・マネージャに連絡してください。メールボックスを独自のサーバー上でホストしている場合は、メールボックス情報について、各自の組織のメール管理者に連絡してください。

Oracleが管理するサービス・メールボックスは、Oracle Cloud ポータル　Oracle B2C Service 構成アシスタントのセルフサービス・ツールで作成できます。 詳細については、以下をご参照してください。

Oracle Cloud ポータル　Oracle B2C Service 構成アシスタント（コンフィグレーション・アシスタント）について
OracleがホストするサービスおよびOutreachメールボックスの構成

Oracleが管理するサービス・メールボックスでは、Oracleがかわりに重要な受信Eメール設定を構成します。その後、自身でメールボックスのブランディングに使用するメールボックス・フィールドを編集できます。メールボックスの設定に関する追加情報は、Oracle B2C Serviceでのメールボックスの設定 をご参照ください。

複数のメールボックスを構成する場合、「メールボックス」テーブルで指定するそれぞれのメールボックス構成は、一意のメールボックスに対応している必要があります。このリストには、POPアカウントおよびPOPサーバーの値が同じメールボックスを複数指定することはできません。ユーザー名とパスワードの適切な組み合わせを各メールボックス構成に適用することによって、Techmailが各メールボックスにアクセスし、様々なメールボックスからインシデントを作成できます。