カスタマの自動応答によって、複数のインシデントを作成するEメール・ループが発生しています。
Oracle B2C Serviceには、Eメール・ループの切断を可能にするいくつかの機能が含まれています。
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自動応答Eメールを自動的に破棄する: 一部の自動応答Eメール・メッセージを、メールボックスで自動的に除外することができます。メールボックスの「自動応答の削除」フィールドを、「オフ」、「低」、「中」または「高」に設定することができます。デフォルト設定は「低」であるため、Eメール・ループの発生の可能性を低下させるために、この設定を増やすことが必要な場合もあります。 各メニュー・オプションで使用されるフィルタ(「低」、「中」および「高」)は、EGW_AR_CONS_*_FILTER、EGW_AR_MODR_*_FILTERおよびEGW_AR_AGGR_*_FILTER環境設定で定義されます。対応する環境設定を編集することによって、各メニュー・オプションのヘッダーおよび本文フィルタを別々に構成することができます。
Path to setting(s): Select Configuration from the navigation area > Site Configuration > Configuration Settings > and search by Key. |
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メールボックスがそれ自身にEメールを送信するのを防ぐ:EGW_LOOP_PREVENT_ENABLED環境設定により、Oracle B2C Serviceメールボックスがそれ自体にメッセージを送信するのを防ぐことができます。EGW_LOOP_PREVENT_ENABLEDが「はい」に設定された場合、Eメールの返信先アドレスがOracle B2C ServiceサービスのいずれかのメールボックスのEメール返信先アドレスに一致すると、そのEメールは破棄され、インシデントは作成されません。このようにして、メールボックスではそのメールボックス自体からのすべてのメッセージを削除し、連続的なEメールのループを防止できます。デフォルトでは、この設定は有効(はい)です。 構成エディターへのアクセスおよび設定の編集についてはAnswer ID 7316: 環境設定の編集 をご参照ください。 |
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指定された期間における1つのアドレスからのEメールの量を制限する:環境設定を設定することで、特定の時間枠内で許可するEメールの数を指定することができます。 注意:これらの構成設定は、インタフェースレベルごとに設定されています。 ただし、構成に設定されているインターフェイスに関連付けられているメールボックスごとの最大値として機能します。 詳しくはこちらの Configurations EGW_MAX_PER_ADDRESS and EGW_MAX_MSG_DURATION explainedをご参照してください |
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「アドレスによる破棄」へのEメール・アドレスの追加:ループを切断するために、問題になっているEメール・アドレスを、メールボックスの「アドレスによる破棄」リストに一時的に追加することができます。techmailユーティリティが少なくとも1回実行される間、そのアドレスをアドレスによる破棄リストに追加したままにすると、ループが切断されます。その後、そのEメール・アドレスが妥当な連絡先のものであるかどうかを判別し、そのアドレスを破棄リストから削除することによって、その連絡先が今後Eメールを送信できるようにするかどうかを判別することができます。そうでない場合は、そのEメール・アドレスを、アドレスによる破棄リストに残したまま次に進むことができます。 |
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インシデントを作成しないためのビジネス・ルールの追加: 返されたメッセージをブロックするためのビジネス・ルールを作成して、インシデントが作成されないようにすることができます。ワークフロー・ルールの例を次に示します。
IF Incident SourceはEメールかつ前述の例で使用されている「次の正規表現と一致する」演算子と「パイプ」( | )によって、送信された内容に基づいて受信サポート・リクエストを処理することができます。この例では、「out of office」、「auto-reply」または「undeliverable」というテキストをEメールの件名に含む送信済のすべてのEメールからインシデントが作成されません。受信Eメールの性質により、件名に含まれたテキストに基づき、一部の正当なEメールでインシデントが作成されない場合もあります。 注意: 配信不能の通知を受けたい場合、前述の例から「undeliverable」を削除してください。 |