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Oracle B2C Serviceアップデートの基礎的な情報
Answer ID 10476   |   Last Review Date 11/26/2021

アップグレードサイトはどのような目的で使用するのでしょうか?

環境:

Oracle B2C Service

解決策:

アップデートが開始されると、本番サイトのフルクローンが自動的に作成されます。次に、このクローンがターゲットのバージョンにアップデートされ、「アップグレードサイト」となります。アップグレードサイトは本番サイトのデータベース、および構成ファイルの完全なコピーとなりますが、添付ファイルはこの限りではありません。

また、本番サイトがターゲットのバージョンに切り替わる(カットオーバーする)際、アップグレードサイトは破棄されます。アップグレードサイトはOracle B2C Serviceのアップデートのメカニズムの一環として必要となっております。

Oracle B2C Serviceの本番サイトが新バージョンにアップデートされる際、本番サイトのデータベースとアップグレードサイトの構成ファイルがマージ(結合)されます。そのため、アップデート実施中にアップグレードサイトとテストサイトを入れ替えることは出来ません。

尚、アップグレードサイトは本番サイト以外の環境でOracle B2C Serviceのターゲットバージョンの検証を実施する上で、最適なサイトとなります。

アップグレードサイトでは、一般的に下記の項目を検証します:

  • サービスメールとインシデントの管理
  • カスタマーポータルの機能および外観、操作感
  • 外部環境とのインテグレーションおよびチャット
  • アップデートされた.NET エージェントコンソールのインストール、およびワークステーションの要件が満たされているかを確認
  • サイト検証のベストプラクティス

アップデートは開始から終了まで、間を置かずに完了することが推奨されており、平均で2週間程度の期間が費やされます。作業を簡潔にすることにより、アップデート中に発生する本番サイトへの制限による影響を最小限に抑えることが出来ます。

同期間中はインターフェースを作成、名称変更、無効化することが出来ない状態となります。尚、新たなメールボックスをプロビジョニングすることも出来ません。また、期間中のメッセージベース、環境設定の作成およびアップデートはリスクを伴い、例外的な対応を行う必要が生じます。
 

詳細についてはアップデートの際に持ち越される変更についてをご参照下さい。また、カスタムフィールドおよびカスタムオブジェクトのデプロイには制限が設けられます

注意点:アップグレードサイトとテストサイトは共に本番サイトではありません。一方、両者には重要な相違点があります。一部、もしくは全ての検証をアップグレードサイトの代わりにテストサイトで実施されるお客様が一定数いらっしゃいますが、このように標準外の対応をされるお客様は、テストサイトを本番サイトと同じ最新の状態としておく必要があります。テストサイトは構成アシスタントを通じてお客様側で管理頂く形となっております。

尚、サイト名に「upgrade」という名称が含まれる場合、当該のサイトがアップグレードサイトであることを示します。サイト名は.NETエージェントコンソールをインストールする際に表示されるURL、およびカスタマーポータルのURLで確認出来ます。詳細はテスト・サイトの永続的な保持をご参照下さい。

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