incidents.search_threadとはどのようなもので、どのような場合に使用し、どのような場合に使用してはいけませんか。
環境:
アンサー、フレーズ検索
解決策:
インシデントレポートを構成する際、incidents.search_threadフィルタは検索実行時にオプション「サマリー/スレッド」を追加します。「サマリー/スレッド」オプションを使用すると、スタッフは、「件名」フィールドと「(インシデントに関するこれまでの)スレッド」の両方を検索できます。
「サマリー/スレッド」オプションは、実際には、データベース内に実在するフィールドでなく、検索フィルタとしてのみ使用できます。「サマリー/スレッド」をビューおよびレポートの出力列に追加することもできません。そのためインシデント・テーブルから、レポートまたはビューにインシデントをリスト化したインジケータとして、「件名」フィールドを出力列に使用することがあります。
インシデント・テーブルに結合するときに、スレッド・テーブルからフィールドを追加すると、レポートにスレッド・コンポーネントも含めることができます。インシデント・スレッドには、エンドユーザーからの送信および更新、サポート・エージェントからの回答、インシデントに追加された内部メモが含まれます。スレッドでのレポートの詳細は、レポートへのインシデント・スレッドの追加を参照してください。
検索スレッドのインデックス作成:インシデント・スレッド内のどのタイプのエントリに対して検索用のインデックスを作成するかを指示できます。環境設定「 INC_TYPE_IDX 」では、どのタイプのインシデント・スレッドに対してインデックスが作成されるかを指定します。自動応答や、ルールによって自動的に付加されたメモなどの一部のスレッドをインデックス作成から削除すると、サイトでの検索パフォーマンスを改善することができます。
ただしインデックス作成からこれらの要素を削除すると、語句テーブルに追加される単語と語句の量が減り、複数のインシデントに追加される可能性のある標準コンテンツのインデックスが作成されなくなることもあります。
スレッド・タイプのインデックス作成の詳細は、Types of incident threads included in searchingを参照してください。
フィルタとしてのサマリー・スレッドの追加:レポートまたはビューでフィルタとして「サマリー/スレッド」オプションを追加するには、次の手順となります。
- 編集のためにレポートを開きます。
- 「ホーム」タブから、「データ・セット」セクションの「フィルタの追加」をクリックします。
- 「式」フィールドで右クリックし、「インシデント」→「サマリー/スレッド」を選択します。incidents.search_threadの用語が「式」フィールドに表示されます。
- 「処理条件」の値を「エキスパート検索」に設定します。
- 「OK」をクリックします。
- レポートの残りをカスタマイズし、レポートを保存します。