カスタム・テキスト・フィールドを設定するとき、フィールドに入力する特定の書式を要求することができますか?
環境:
カスタムフィールドの入力マスクの書式設定, 電話番号と郵便番号
解決策:
カスタム・テキスト・フィールド、電話の国番号および各国の郵便番号に使用される マスク を定義することができます。フィールドに対してマスクが定義された場合、そのフィールドへの入力は、事前定義された書式と一致する必要があります。たとえば、電話番号や郵便番号に使用される書式を指定するためにマスクを使用できます。
Oracle B2C Service内では、テキスト・フィールドに等しいデータ・タイプを持つすべてのカスタム・フィールドを構成する場合にマスクを使用できます。マスク・フィールドの上にマウスを合わせると、マスクの作成についての情報を提供するポップアップが表示されます。
カスタム・テキスト・フィールド内で特定の文字数のマスクを定義することはできますが、最小文字数を定義することはできません。
マスクはエンドユーザー・ページと管理ページの両方に適用されます。
注意: マスクは「国/地域」テーブルでも使用できます。リストに定義されたそれぞれの国について、その国で使用される電話番号の書式を定義する電話番号マスクと、郵便番号に必要な書式を定義する郵便番号マスクを指定することができます。
マスクを構成する場合: フィールド内の個々の文字を定義するために2文字を使用する必要があります。最初の文字は、文字が固定値かどうか(つまり文字列内のダッシュまたはピリオド)、あるいは大文字または小文字の使用が指定されるかどうかを定義します。2番目の文字は、許可される文字の種類(英文字または数字のいずれか、またはすべての種類の文字)を定義します。
文字の書式を指定するために使用される1番目の文字は、F、U、LまたはMです。
Fは、ダッシュやピリオドなどの書式が指定された固定的な文字の場合に使用されます | |
Uは大文字の値を指定するために使用されます | |
Lは小文字の値を指定するために使用されます | |
Mは、大文字または小文字のいずれかを許可するために使用されます(数字など) |
文字の書式を定義するための2番目の文字は、#、A、LまたはCです。
#は、数値が必須であることを示します | |
Aは、数値または文字が必須であることを示します | |
L は、英字が必須であることを示します | |
Cは、数字、文字、記号またはスペースを含む任意の種類の文字が使用可能であることを示します |
電話番号の例: 電話番号に市外局番が必ず含まれるようにするために、電話番号に使用される書式を定義する目的でマスクが頻繁に使用されます。
マスク: F(M#M#M#F)F M#M#M#F-M#M#M#M#
書式: (###) ###-####
このマスクで、マスクの最初の2つの要素F(は、固定の左括弧を定義します。次の2つの要素M#は、大文字と小文字の両方が使用可能な数値を定義します。数値には大文字と小文字の区別がないため、数値を表現するためにM#、U#またはL#を使用できます。市外局番と数値の間に、「F 」で表現されるスペースを含めることができ、これは大文字Fにスペースを続けたもので、スペースの固定文字を表します。
注意: 電話の内線番号を含める場合、次のような書式を使用できます。
マスク: F(M#M#M#F)F M#M#M#F-M#M#M#M#F M#M#M#M#
書式: (###) ###-#### ####
ただし、電話の内線番号のマスクを含める場合、入力するそれぞれの電話番号について内線番号を入力する必要があります。内線番号のない番号については、その番号に内線番号のないことを示す0000のような特殊な文字列を入力できます。
データがすでに存在するフィールドにマスクを作成する場合、すべての特殊文字がマスクの書式と矛盾しないことを確認してください。特定のフィールドの長さがまちまちである場合(たとえば国によって桁数が異なる国際電話番号フィールドなど)、マスクは有効になりません。
詳細情報は、現在ご利用のバージョンのオンライン・ドキュメンテーションにある 入力マスク セクションをご覧ください。 Oracle B2C Service オンライン・ドキュメンテーション又はマニュアルにアクセスするには、Oracle B2C Serviceプロダクトのドキュメントをご覧ください。