カスタマ・ポータル・ファイルにアクセスするためのWebDAV接続はどのように作成しますか。
環境:
WebDAV, カスタマ・ポータル
決策:
WebDAVクライアントの推奨事項
世の中には数多くのWebDAVクライアントが存在し、優れているものも、そうでないものもあります。現在推奨されているクロスプラットフォームWebDAVクライアントは、Cyberduck (http://cyberduck.ch)と呼ばれるツールです。その他のツールも完全に使用できますが、利点やパフォーマンスが異なる場合があります。様々なWebDAVクライアントでテストを行っておりますが、その中でもCyberDuckが現時点で最もおすすめできます。
WebDAVアクセスの有効化
「アドミン」タブで「CPプロモート」チェック・ボックスが有効になっているプロファイルのあるスタッフは、ステージング領域からプロダクション領域にページをプロモートできます。注意:「CPプロモート」パーミッションのあるスタッフ・メンバーは自動的に、「CP編集」および「CPステージ」パーミッションも付与されています。
「アドミン」タブで「CPステージ」チェック・ボックスが有効になっているプロファイルのあるスタッフは、開発ファイルをステージング領域にコピーできます。注意:「CPステージ」パーミッションのあるスタッフ・メンバーは自動的に、「CP編集」パーミッションも付与されています。
「アドミン」タブで「CP編集」チェック・ボックスが有効になっているプロファイルがあるスタッフは、WebDAVを使用してカスタマ・ポータル管理サイトにアクセスし、開発領域のカスタマ・ポータル・ページを編集できます。注意:「CP編集」パーミッションのある(ただし、「CPステージ」または「CPプロモート」パーミッションはない)スタッフ・メンバーは、カスタマ・ポータル・エディタにはアクセスできません。カスタマ・ポータル管理サイト上の「デプロイ」タブにもアクセスできません。
「CP編集」ボックスが有効になるようにスタッフ・プロファイルが更新されると、スタッフがWebDAV接続を設定できます。
注意:November 2012リリース以降、WebDAV経由で「CPプロモート」、「CPステージ」、および「CP編集」パーミッションにアクセスし、カスタマ・ポータルにアクセスするには、MOD_CP_DEVELOPMENT_ENABLED環境設定を有効にする必要があります。一方、それより前のバージョンでは、この環境設定は非表示で、デフォルトで有効になっています。
MOD_CP_DEVELOPMENT_ENABLED:カスタマ・ポータル開発が有効になっているかどうかを制御します。「true」になっている場合は、ユーザーがWebDAVからファイルを変更し、その変更内容をデプロイして、アドミン・ページに到達できます。デフォルトでは、無効(「No」)になっています。
WebDAVを使用すると、スタッフがCPファイルをワークステーションにダウンロードし、そのファイルを編集してから、サーバーにアップロードして戻すことができます。WebDAVプロトコルを使用するには、スタッフがOracle B2C Serviceアドミン・ログインおよびパスワードを使用してログインする必要があるため、サーバー・ファイルはセキュアな状態に保たれます。
カスタマポータルページについての詳しい情報は、カスタマポータルドキュメンテーションをご覧ください。またご質問をカスタマポータルフォーラムを通してディスカッションに参加したり質問を投稿することもできます。
Cyberduckを使用したCPへのWebDAV接続の構成:一度Cyberduckクライアントをダウンロードしてインストールすれば、次の手順に従ってカスタマ・ポータルへのWebDAV接続を作成できます。
- Cyberduckで、「Open Connection」をクリックします。
- 最上部のドロップダウン・メニューで、接続タイプとして「WebDAV (HTTP/SSL)」を選択します。
- 「URL」フィールドに、CPのURLを入力します(先頭のhttpは省略します)。たとえば、「mysite.custhelp.com」と入力します。
- 「ポート」が443に設定されていることを確認します。
- 「Anonymous Login」ボックスのチェックを外します。
- 「CP編集」パーミッションのあるエージェント・アカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
- 「その他のオプション」テキストの左側にある矢印をクリックして、ダイアログの「その他のオプション」セクションを展開します。
- 「パス」フィールドに、「dav」と(引用符なしで)入力します。
- 「接続」をクリックします。
- すべてが正しく入力されたら、Cyberduckを使用してCPからファイルをアップロードおよびダウンロードできるようになります。
Cyberduckで正しく構成された接続の例を次に示します。
サポートされているCyberduckバージョンの詳細については、使用しているバージョンに対応したシステム要件を参照してください。