アップグレードサイトでメールのテストをする場合、どのようなセットアップが必要でしょうか。
環境:
Oracle B2C Service、メールボックス、電子メール
問題:
アップグレードサイト/テストサイトでプロセス(メールによる回答を含む)の検証を行う必要があります。
解決策:
アップグレードサイトが作成される時に、本番サイト上のメールボックスと連絡先がアップグレードサイトにコピーされます。
本番サイトとは違っている設定もございますので、以下の点についてご注意ください。
1.メールボックスはデフォルトで無効になっています。
2. Oracleでホスティングされているすべてのメールボックスのコピーがサイト上に作成され、メールボックスは自動的にサイトの[構成]> [サイトの構成]> [メールボックス]に追加されます。 これらのコピーの電子メールアドレス、返信先アドレス、POPアカウントの値には「__tst#」(#は数字)が付加されます。
3.一般サービスとアウトリーチのメールボックスについても、同じフィールドが変更されます。
重要:一般サービスとアウトリーチのメールボックスはOracleによって管理されていないため、サーバー上のコピーは作成できません。
4. [送信電子メール有効]ボックスと[受信電子メール有効]ボックスが変更されます。
5.連絡先電子メールアドレスには「.invalid」が付加されます。
アップグレードサイトでメールのテストを行なうには、まず最初にメールボックスを有効化する必要があります。また、テストに使用する連絡先のメールアドレスに追加されている「.invalid」を削除する必要があります。次のステップで、アップグレードサイトでメールボックスがテストできるよう設定を行ってください:
ステップ 1: 構成アシスタントを使用してOracleがホストするメールボックスを有効にする
構成アシスタントを使用して、テストサイト用のOracleホストサービスメールボックスを有効にするには、Oracle B2C Service Configuration Assistantドキュメントの「メールボックスの編集」セクションに記載されている手順に従います。
構成アシスタントの詳細は、Oracle Cloud Portal Oracle B2C Service構成アシスタントを参照してください。また、またはTAM(テクニカル・アカウント・マネージャ)にご相談してください。
ステップ 2: Oracle B2C Service 管理コンソールからメールボックスの設定を確認
メールボックスの設定は、コンソールからアクセスできます:
環境設定 > サイト構成 > メールボックス
ここで表示されるメールボックスのリストは本番サイトと同じとなりますが、メールボックス名には「_tst#」(#は数字)が追加されます。アップグレードサイト上ではデフォルトで全てのメールボックスは無効化されています。
コンソール上のメールボックスの有効化は、次の手順で行なってください:
- サイト構成 > メールボックスを右クリックし、「開く」を選択
- 送信メール、及び受信メールの有効化にチェックを入れる
- 「保存」ボタンをクリック
ステップ 3: テスト用のアカウントのメールアドレスから「.invalid」を削除
アップグレードサイト上のメールアドレスには「.invalid」が追加され、本番環境にメールが送られないようになっています。
メールのテストをアップグレードサイト上で行うには、既存の連絡先のメールアドレスを変更するか、テスト用に新しい連絡先を作成して行なってください。「.invalid」の追加はアップグレードサイト作成時に行われるため、新規作成された連絡先には追加されません。