キュー内レポートとはどのようなもので、どのようにして使用すればよいですか。
環境:
アナリティクス、キューレポート
解決策:
レポートを検索してその後に返すデータの量に応じて、レポートを実行するには大量の時間がかかることがあります。 大規模なデータセットで動作するレポートの管理を容易にするため、レポートをキューに入れることもできます。 レポートキューイングでは、レポートの実行を開始し、後で戻って結果を受け取ることができます。
注意:レポートは、レポートのキューとして実行するように指定されると、ユーザーがレポートを編集して、即座に実行するように変更するまで、キュー処理の対象として実行され続けます。
レポートのキューの使用:
レポートを手動でキューに入れる場合は、レポートを右クリックし、「キュー」を選択します。
データを返すまでに時間がかかるレポートの場合、レポートをキューに入れるオプションが自動的に表示されます。レポートが、データを返すタイム・リミットの設定値(デフォルトは60秒です)を超えた場合、または結果がデータ・セットに対して設定されたサイズ制限を超えた場合は、レポートをキューに入れることが可能なことを示すメッセージが表示されます。
レポートをキューに入れると決定した場合、レポートのキューの実行で使用するパラメータが求められます。
パラメータを選択すると、クエリーの実行にかかる予測時間が表示されます。
レポートの準備が整ったら、通知が有効であれば通知を受信します。通知の詳細は、次を参照してください。スタッフ通知とスタッフに送信されるEメール.
通知レポートから、最近のキューレポートとそのステータスを表示できます。
開くには、開きたいレポートをダブルクリックまたは右クリックします。
レポート・データが表示されます。
「Myレポートのキュー」というレポートを使用してレポートのキューも開くことができます。このレポートは、「共通」→「サイト管理」→「レポート」→「Myレポートのキュー」にある標準レポートです。
レポートエクスプローラーで、目的のレポートを検索した後、右クリックまたはダブルクリックして、マイキューレポートの標準レポートを開きます。
開きたいレポート名を右クリックします。
レポートのキューに関するその他の注意
レポートのキューを開くと、格納されたデータのスナップショットが表示されます。格納されてからデータに変更があった場合、これらの変更を反映するには、再びレポートを実行する必要があります。
レポート・データベースを使用するようにサイトを設定している場合は、レポートを実行しキューに入れるときに、次の考慮事項に留意してください。
- 常に実稼働サーバー上でレポートを実行するように設定していないかぎり、キューに入れるすべてのレポートは、自動的にレポートサーバー上で実行されます。このオプションは、レポートを編集し、「ホーム」タブ→「オプション」ドロップダウン→「その他のオプション」→「データソース」オプションを選択して設定できます。レポート・データベースまたは運用(実稼働)データベース
- レポートを実行しようとすると、Oracle B2C Serviceアプリケーションは、レポートによって生成されたデータベース・クエリーを調べます。クエリーの実行に10秒以上かかると判断された場合、実稼働サーバー上で実行するように設定していないかぎり、レポートはレポートサーバー上で実行します。クエリーの実行に60秒以上かかる場合は、レポートをキューに入れるか、別の検索パラメータを使用して再度レポートを実行するオプションが表示されます。
- 以前にレポートがタイム・リミットの設定値を超過し、キューに入れられたことがあった場合、レポートは、少数の行だけを処理する場合を除き、自動的にキューに入れられます。レポートを編集すると、この動作は解除され、キューに入れられるかどうかは、再度タイム・リミットに基づくようになります。
キューに入れたレポートが正しく実行しない場合があります。これが起きる理由は複数あります。
- すでに同じ検索パラメータを使用してレポートをキューに入れていますが、最初のレポートのキューがまだ実行されていません。
- レポートをキューに入れた後、レポートのキューが処理可能になる前に、キューに入れた元のレポートが削除されました。
- レポートを実行し表示されるようになる前に、別のスタッフ・メンバーによってレポートがキューから削除されました。ただし、キューからレポートを削除できるのは、レポートをキューに入れたスタッフ・メンバーとAnalytics管理者のプロファイル・パーミッションを持つスタッフ・メンバーだけです。
- レポートのキューの処理は行われていますが、PURGE_QUEUED_REPORT_DAYS環境設定内で指定された日数以内に開かれていないません。実行されたが、この期間内に開かれていないレポートのキューおよびダッシュボードは、自動的に削除されます。この設定のデフォルト値は7日です。
- クエリーがアクセス可能なデータベースの行数の制限を超えたために実行できないレポートまたはダッシュボードを手動でキューに入れました。
詳細情報は、現在ご利用のバージョンのオンライン・ドキュメンテーションにある レポートのキュー セクションをご覧ください。 Oracle B2C Service オンライン・ドキュメンテーション又はマニュアルにアクセスするには、Oracle B2C Serviceプロダクトのドキュメントをご覧ください。