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バウンスEメール・メッセージの処理
Answer ID 7415   |   Last Review Date 05/14/2020

OracleではバウンスEメールがどのように処理されますか。

環境:

Processing e-mails returning with unknown addresses  

解決策:

「バウンスEメール・メッセージ」(または単に「バウンス」)は、その宛先に配信できないメッセージです。通常、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)は、メッセージを配信できなかった原因を示す情報とともに、Eメールを送信者に返します。

これらの様々な種類のバウンスは、障害の原因が送信者、受信者、またはその中間のどこにあるのかに応じてグループ化できます。受信者側の問題が原因のバウンスが処理されると、受信者のEメール・アドレスが無効化されることがあります。その場合、それ以降はメーリングがその受信者に送信されなくなり、メーリング・リストおよびセグメントが消去されます。これは、送信者の評価を高く維持するための重要なステップです。送信者側の問題または送信時の問題が原因のバウンスがTechmailによって処理される場合、自動アクションは実行されません。すべてのバウンスでは、タイプに関係なく、可能なかぎり多くの情報がレポートのために記録されます。


バウンス・タイプ:

  1. ソフトバウンス – 受信者のメールボックスで一時的な問題が発生した(たとえば、メールボックスの利用可能サイズ制限を超えた)ことが原因で、Eメールが返されました。ソフト・バウンスが発生したサービス・インシデントEメールは、自動的に再送信されることはありません。バウンスが発生したインシデント回答を再送信する場合は、手動でインシデントに再度回答する必要があります。反対に、メーリングまたはサーベイ案内Eメールからソフト・バウンスが返されたことをTechmailが検出すると、そのメッセージがメール・キューに入れられ、最大7日間(BOUNCE_RETRY_WINDOW環境設定で指定されたデフォルト値)は再送信が試行されます。

    ただし、連絡先のEメール・アドレスから、前の15日間(INVALID_NUM_BOUNCESおよびINVALID_NUM_DAYS環境設定で指定された値)に、連絡先アクティビティがない状態でソフト・バウンスが3回連続で返される場合は、アドレスに無効のマークが付けられます。連絡先のEメールが無効化されると、そのアドレスにはメーリングまたはサーベイが送信されなくなります。
  2. ハードバウンス – 受信者のメールボックスで永続的な問題が発生したことが原因でEメールが返されましたが、その問題は解決されないと予測されています(たとえば、受信者のメール・サーバーでEメール・アドレスが存在しないと示されているなど)。ハード・バウンスを受信すると、連絡先Eメール・アドレスに無効のマークが付けられ、再送信は試行されません。Techmailでハード・バウンスが検出されると、今後はメーリングが送信されないように、すぐに連絡先のEメール・アドレスが無効化されます。
  3. 一般的バウンス – メッセージの配信時に技術的な問題が発生したことが原因で、メーリングまたはサーベイ案内Eメールが返されました。つまり、問題の原因は送信者側や受信者側ではなく、その間のネットワーク上でのメッセージの送信にあります。したがって、解決は困難であると予測されます。一般的なバウンスでは、ログがデータベースに記録されますが、それ以上のアクションは実行されません。再送信は試行されず、連絡先Eメール・アドレスに無効のマークは付けられません。
  4. 不明なバウンス – 特定できない理由により、Eメールが返されました。不明なバウンスでは、ログがデータベースに記録されますが、それ以上のアクションは実行されません。再送信は試行されず、連絡先Eメール・アドレスに無効のマークは付けられません。
  5. 強制的な不明なバウンス – 電子メールが返されましたが、エラーコードは認識されたバウンスコードではありません。 通常、電子メールはSMTP 500タイプのエラーでバウンスしますが、バウンスには通常の500タイプのエラーが含まれないことがあります。

バウンス・アクティビティが原因でEメール・アドレスを無効化された連絡先は、再度有効にすることができます。連絡先ワークスペース・エディタには、「プライマリEメール・アドレスが無効」、「代替Eメール・アドレス1が無効」、および「代替Eメール・アドレス2が無効」というフィールドがあります。これらのフィールドが連絡先ワークスペースに追加されたため、連絡先レコードを編集するだけで、連絡先のEメール・アドレスを再度有効化できます。

これらのフィールドは、連絡先のマルチ編集ワークスペースでも使用できます。これにより、一度に複数の連絡先Eメール・アドレスを再度有効化できます。ただし、多数の連絡先を再度有効化する場合は、カスタマ・ケアにインシデントを送信し、弊社からのサポートを依頼することを強く推奨します。再有効化の規模が大きくなると、無効なアドレスのEメール送信の数が増加するため、送信者としての評価が大きく損なわれる可能性があります。また、評価が損なわれると、ISPブロックやブラックリストの対象となる可能性があり、マーケティング・ツールとしてのEメールの効果やカスタマへの連絡手段も損なわれます。

マーケティング・バウンスの統計情報を表示するには、\Public Reports\Outreach\Email Performanceにある「メーリング配信分析」レポートを参照してください。このレポートには、送信されたメッセージの数、配信された回数、発生した各バウンス・タイプの件数、および件数ごとの割合が表示されています。ここには、メーリングに関連付けられた各書式が1行、およびメーリングのすべての書式を集計したバウンス情報を可視化して表示する棒グラフがあります。


他のケースでは、Techmailは、受信者のメール・サーバーでメーリングまたはサーベイ案内Eメールがブロックされたことを示すエラー・コードを受信することがあります。これが発生すると、Techmailはブロックされた原因の特定を試み、次のブロック・タイプのいずれかとして分類します。

コンテンツ・ブロック - Eメールはその内容が原因でブロックされました。つまり、メッセージの一部の内容によって、メッセージの配信を回避するフィルタがトリガーされました。

送信者ブロック - Eメールは送信者の評価が原因でブロックされました。つまり、送信者が受信者プロバイダと信頼関係を築いていません。

一般的なブロック – 特定できなかった理由により、Eメールがブロックされました。


Techmailでブロック・エラーが検出されると、エラー・ログがデータベースに記録されますが、メッセージの再送信は試みられず、連絡先Eメール・アドレスも無効化されません。

詳細情報は、現在ご利用のバージョンのオンライン・ドキュメンテーションにある 宛先不明で戻ってきたEメールの処理 セクションをご覧ください。 Oracle B2C Service オンライン・ドキュメンテーション又はマニュアルにアクセスするには、Oracle B2C Serviceプロダクトのドキュメントをご覧ください。

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