「Web訪問」とはどのようなもので、どのように構成されますか。

環境:

カスタマポータル、ウェブ訪問、課金対象セッション

解決策:

「Web訪問」とは、エンドユーザーの一連の対話であり、1つ以上の課金対象セッションに及ぶ場合もあります。Web訪問の長さは構成可能であり、組織は最大12時間にわたって単一ユーザーのアクティビティを追跡し、報告できます。

以前のリリースでは、課金対象セッションは15分単位のエンドユーザー・アクティビティとして定義されます。May 2010リリースでは、かわりにその定義はユーザー・アクティビティのあるWeb訪問内の15分の時間を示します。この変更によって、次の複数の重要な点が改善されました。

• 訪問者がOracle B2C Serviceサイトで15分以上費やしていても複数のセッションと見なされることはなくなり、そのアクティビティはより正確にAnalyticsに記録されます。
• サービス・エージェントは、最新の15分セッションだけでなく、訪問者のすべてのエンドユーザー・アクティビティを表示できるようになりました。
• Oracle B2C Serviceカスタマは、サードパーティ製のWeb分析ツールで同じメトリクスに一致するように、Web訪問の長さを構成できるようになりました。(そのWeb訪問の統計情報がサードパーティ製ツールの情報に一致するかどうかについては、Oracle B2C Serviceは保証しません)。

セッション例:

5分間のユーザ訪問
    •   結果：請求可能な単一のセッション




中断のない活動の20分間のユーザ訪問
(1分に1クリック)
     • 結果：請求可能なセッションが2回




開始時、途中、終了時に40分間のユーザーの訪問

(0分、20分、40分の訪問)
     • 結果：3件の請求可能なセッション



訪問の開始時と終了時に2時間のユーザーのアクティビティ
     •   結果：請求可能なセッションが2回

関連する環境設定

関連する構成設定

環境設定	メモ
VISIT_INACTIVITY_TIMEOUT	この期間を過ぎると、カスタマ・ポータルへの訪問が期限切れになるというアクティビティのない期間(分単位)を定義します。 訪問とは、「カスタマ・ポータル」ページへの特定の訪問者による一連のアクティビティをまとめたものです。 新しい訪問は次の条件下で生成されます。 - VISIT_INACTIVITY_TIMEOUT分を過ぎた後も訪問者が活動していない - VISIT_MAX_TIMEで定義されたハード・リミットに達している - ブラウザが閉じている - 訪問者のブラウザがCookieをサポートしておらず、訪問者がカスタマ・ポータルから移動している 最低値は15で、デフォルトは30です。
VISIT_MAX_TIME	この期間を過ぎると、カスタマ・ポータルへの訪問が期限切れになるという期間のハード・リミット(分単位)を定義します。 訪問とは、「カスタマ・ポータル」ページへの特定の訪問者による一連のアクティビティをまとめたものです。 1つの訪問がVISIT_MAX_TIME設定を過ぎた場合、新しい訪問とそれに対応するセッションIDが生成されます。 このフィールドの最大許容値は720分(12時間)です。 デフォルトは240分(4時間)です。
CP_LOGIN_MAX_TIME	ユーザー・ログインCookieの長さのハード・リミット(分単位)を定義します。1つの訪問がCP_LOGIN_MAX_TIME設定を過ぎた場合、ユーザーは再度ログインするように求められます。デフォルト値は0であり、これはCP_LOGIN_COOKIE_EXP環境設定で指定されたユーザーのアクティビティがない期間に基づいて、ログインCookieが期限切れになることを意味します。

セッションを生成するものについて疑問があり、サイトで不正確なセッション課金を防ぐ方法がある場合は、「セッションの利用状況の把握（PDF）」を参照してください。 カスタマイズと設定のいくつかの簡単な誤った手順は、請求可能なセッションを増やす可能性があります。詳細は、次を参照してくださいセッション使用情報。